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美容室独立ノウハウ

最終更新日:2019/09/05

美容室開業前に知っておきたい居抜き物件のメリット・デメリット

居抜き物件を活用したヘアサロン開業について

居抜き物件でのヘアサロン開業をご検討されている方はとても多いです。そのため、オーナー様にとって魅力的に映る物件が見つかれば、なるべく早めに契約を結んでおきたい物件のひとつと言えます。

ただし、居抜き物件も選び方次第でその後のビジネスに大きな影響を与えます。どの物件にも言えることですが、メリット・デメリットがありますので、ぜひ慎重にご検討ください。

私たちは居抜き物件の仲介も行っておりますが、中立な立場でご紹介することがモットーです。良い面・悪い面をご紹介いたしますので、ぜひご参考になさってくださいね。

元美容室の居抜き物件を借りるメリット

工事費用を抑えられる

居抜き物件のメリットは何といっても資金面での優位性です。それまで美容室経営をされていた物件なら、電気・水道工事を最小限で進められますので、ゼロからスタートするよりもぐっとコストを抑えられます。

美容室を作るためには専門的な工事が不可欠であり、そのコストも大きいです。

シャンプー台の水回りはもちろん、トイレ・洗面台などお客様向けサニタリースペースのほか、タオル類などを洗う洗濯スペースも必要です。

これらの工事が予め済んでいる居抜き物件なら、コストを大きく減らすことができますので、初期費用が少ないヘアサロンオーナー様にとっては、何よりの魅力です。

コスト面でのメリットが大きいのが居抜き物件最大の特徴だと言えます。

美容機材を再活用できる

居抜き物件への入居の場合、以前の経営者から美容機材を格安で売買できるケースがあります。

なぜなら、オーナー様が退去をされる時は原状回復費用がかかるため、それならば多少安くても売ってしまいたいというご要望があるからです。

居抜き物件の場合「立地が悪いから閉店したんだろうな」「何か言えない事情がある店だろうから、避けた方がいい」という印象を持たれることもありますが、必ずしもそうとは限りません。

たとえば、美容師オーナー様が地元に戻られるために退去するケースや、すでに複数店舗を経営されているオーナー様が特定エリアに注力するために手放される場合など、背景はさまざまです。

メリットが多い居抜き物件も是非前向きにご検討されることをおすすめいたします。

元美容室の居抜き物件を借りるデメリット

レイアウト・内装デザインの自由度が低い

居抜き物件はすでに店として完成されている物件です。そのため、ゼロから店作りを進めることと比べると、自由度は低くなってしまいます。

ただし、工夫次第で理想の店に近づけることは可能ですので、そこはプロの腕の見せ所です。私たちは居抜き物件も多く取り扱っており、どのように手を加えれば、魅力的な物件になるかを熟知していますので、ぜひご相談いただきたく思います。

たとえば、居抜き物件でも手を加えやすい壁紙ひとつで古い印象がガラリと変わる可能性があります。あるいは、古いビルでもその古さを活かしたインテリアもありますので、決してマイナスばかりではありません。

居抜き物件で美容室経営を成功させるためには

どの物件でも言えることですが、やはり立地が一番重要です。それは繁華街だから良いというわけではなく、ヘアサロンオーナー様のお客様にとって良い立地なのかということです。

たとえば、繁華街から離れた物件でも、髪質改善のメニューに力を注げば、どこのお店に言っても髪質の悩みが解決できないお客様にとってはゆっくりと相談できる魅力的な立地に写ります。

あるいは、駅から離れていても車を停めやすいスペースにある物件を借り、お子様連れOKというバリューを提供すれば、育児中の女性の最高の場所になりますよね。

どんなお客様に来てほしいかを考え、その方たちにとって一番の店作りをする。これが成功の秘訣です。

私たちはあらゆる角度からヘアサロンオーナー様のサポートをいたします。メリット・デメリットも包み隠さずお伝えしますので、ぜひご相談くださいませ。